みんなが困っていることを解決したい。自然への負担が少ない生き方をするにはどうすれば良いのだろう。
おいしい牛乳を飲んでみんなに元気でいてほしい。牛ふんの臭いにみんなが困らないようにしたい。
安全でおいしい野菜をつくるには“土”が重要。農薬や化学肥料を減らして安全・安心な野菜を作りたい。
地域資源を生かした産業として、周囲で盛んに行われている畜産に目を向けました。堆肥化過程での悪臭問題を解決するため、使用資材や酵素、発酵方法の研究実験を繰り返し、3年かかって無臭化堆肥の製法を確立しました。
信州大学農学部の大井教授とともに、実際の農作地での実証実験を4年間行いました。その結果、野菜の生育に適していることや、連作障害を防ぐことが分かりました。
「生ゴミ食いしん坊」の開発
生ゴミの消臭発酵についての研究を重ね、簡単で臭いのでない発酵促進剤を開発しました。
※JAファーム様等7店舗で販売
公共施設、法人、行政等の生ゴミ堆肥化
各家庭で処理できない、自治体で収集した草類、食品会社で発生した生ゴミ、諏訪湖のヒシ(H23年以降)などの堆肥化に着手。 富士見町では,一般廃棄物処理業の許可を頂いて、学校給食の残渣を堆肥化し、学校や保育園の花壇に入れる事業をしています。 平成26年秋からは、家庭生ゴミの堆肥化試行を開始します。
堆肥成分分析・施肥調査依頼
堆肥中の成分(必須元素・有害元素)分析を依頼し、重金属が基準値※以下であること確認しました。また、堆肥中の微生物分析を行った結果、周囲の森林土壌に近い分布と量を併せ持つことが証明されました。 H26年6月には放射性セシウムの濃度も測定し、安全性が確認されました。
※ 全国農業協同組合中央会推奨基準(1993)
環境教育プログラム
自ずから生ゴミの堆肥化に取り組んで欲しいということで親子向けの教育プログラム「みのりの森エコプログラム」活動を開始しました。
今後の展望
平成26年6月30日に長野県から一般廃棄物(生ごみ)の処理施設設置許可、平成27年2月2日には産業廃棄物(動植物性残さ)処理業の許可が下りました。
これによって、地域内の”燃やさずに堆肥化することのできる有機資源”の種類と 量を大幅に増やすことができるようになりました(1日あたり 22.79トン)。 限りある勇気資源を再生して肥沃な土壌を作り、安全でおいしい農作物やきれいな花をつくるお手伝いをします。そのために低コストかつ悪臭を出さない等、環境負荷を減らした広域的な有機資源の再生に取り組んでいきます。
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